noah’s diary

日記を書きます

平日映画部

労働がやばすぎるけどこのまま毎日残業していたら先に精神が終わる、ということで無理矢理映画に行った。
ナチスに仕掛けたチェスゲーム』を観た。


ネタバレ注意








ひたすら辛く落ち込んだんだけど見せ方が上手い〜〜〜〜〜。
タイトルは嘘じゃない?仕掛けてないだろと思った。スクリーン出たところでポスターがあったのでタイトルあってたか……?と確認してしまった。
あんまり説明が無かったので主人公がどこの国の人でなんで捕まることになったのかが何も分からなかった。大人になって世界史の知識無いと割と困ることがあるんだね。主人公はいけすかない金持ちっぽかったんだけどあの稼ぎは違法に稼いでいるのかなんなのかが分からずもやっていた。違法だったとて痛めつけて奪っていいことにはならないですけど。
あと主人公が頑なに暗証番号を言わない理由って何……?生きて奥さんと会うためってことでいいのかな。あまりに辛すぎてもうゲロって銃でパンされた方が楽じゃないか?と思ってしまって……あまりに辛く惨めで悲しくて……。この辛さ虚しさを描くのが本当にうまかったな。諦めた方が楽だよ!と思わせる力がすごい。ゲロったら生かして帰すとは一応言われてるけどあれは完全に嘘だと思ってたから吐かなかったのか、また金持ちになれるチャンスを残したかったのか、何……?
弁護士だし教養のある賢い人だと分かっているからこそ風呂場の床でチェスをしているシーンが辛くてあの辺からじわっと泣いてた。くたびれていく様がうまい……。
ナチスって言うからにはとんでもないグロ拷問シーンがあるかと思って構えていたんだけどそこまででしたね。悲しいことはあった。ラストのあれで行くと外に出て船に乗ってたのも幻覚だったのか……?そこからだとしたら、もう……。